打ち合わせ初期に地域交流スペースに限りフローリング床になることを伺っていたので、日当たりの良い環境となることも踏まえ床材と同系色のライトカラーで選定し、もちろん幕板も標準装備の設定で提案しました。椅子に関しても２時間のセミナーで座っていてもお尻や腰の負担を軽く出来るように座面素材にこだわったものを提案しました。

入居者の皆様が一日の食事を愉しむ場所なので、家庭的な雰囲気を意識した提案を行いました。テーブルは木の質感を感じさせ且つ熱にも強い素材のものを選択。また車いすをお使いの入居者様にも対応できるテーブルも各フロア１台ずつ導入しており、デザインを統一させ違いが分かりにくいように配慮してます。椅子に関して、座り心地は説明するまでもなく、素材を天然木にこだわり施設っぽさを感じさせない内容で提案しました。ちなみに３Fのシートカラーは緑、２Fは赤に分けております。

最上階で「最もリラックスして時を過ごせる場所」を意識して提案しました。デザイン、質感共にホテルのラウンジをイメージした提案となっておりソファにゆっくり身体を預けて大画面テレビを鑑賞できる場所になっております。「ここに入居者の皆様が集まって、オリンピックを観ながら盛り上がったら最高だろうなぁ」…そんなことをクライアント様と話しながら決めました。

バックヤードは基本的にコスト重視の選定をしております。施設内に倉庫が大小合わせて４箇所あります。その間取りすべてに合わせ、効率的により多くの物を収納できるよう意識して提案しました。